『〇〇女子』と表現するとピキる女

 

本日は友人に誘われ、上野にある国立西洋美術館にて開催中の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』に行ってきました。

 

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現代アートなどの展示会は何度か行ったことがあるんですが、西洋絵画などが飾ってある本格的な美術館に行くのはほぼ初めての経験だったので少しドキってましたが、時期的なモノか人も少なかった為ゆっくり自分のペースで回ることが出来たので良かったです。

 

まあ無知なりに楽しもうと思い、時代背景や当時の宗教事情などはよく分からないので、せめて描き手の気持ちを想像しながら鑑賞しようと心に決めいざスタート。

色使いや線の描き方がぼんやりとしたモノよりもどちらかというとハッキリとした色使いや力強く描かれているようなモノの方が好きだということが発覚。

その後も回っていく内に自分の感性って結構豊かなんだなと新しい発見もした。

「いいな」と思った作品をメモしたりと、ほぼ初心者にしては自分なりに楽しめたなと思った。

 

閉館ギリギリに回り終わって記念に図録を購入した後、近くの喫茶店に入って感想会を開いた。

店内はどことなく昭和を感じる雰囲気で、有線も古臭い。タイムスリップしたような感覚だ。

 

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パスタと珈琲のセットを注文したと同時に友人が「有線のチャンネルって変えてもらうことは可能ですか?」などと聞くので思わず笑ってしまったが、友人もこのような事を尋ねたのは初めてだそうだ。

残念ながら有線のチャンネルを変えてもらうことは出来なかったので、モー娘や知らん演歌などを聴きながら図録を開いてお互いに気に入った作品を言い合うことにした。

友人は美術作品についての知識が豊富なので、私があれはこれはと図録のページを開いて見せると豆知識を教えてくれる。

音声ガイドのようで頼もしい。

ひと通り感想を言い合った後に少し前にTwitterでバズった『美術館女子』についてどう思うかと聞かれた。

 

そもそも『美術館女子』とは

https://www.yomiuri.co.jp/team8/art/20200612-SYT8T1271142/

『〇〇女子』と括られるのがどうしても嫌だという声が殺到し、炎上した。

 

こういう『〇〇女子』というカテゴリが作られる度にピキる女って、思い込みが激し過ぎワロタな上に企業の集客方法としての考えを違うベクトルで勘違いして解釈してると思う。

 

例えば上記の記事の女が『美術館アイドル』とか言い出したらそれはそれで「ビジネスとして使うな」とか言い出すんだろうし、こうして公な記事としてカメラマンを雇って撮影までして成立しているんだから美術館側からの承諾も勿論得ていると思う。

誰かがこれについての批判的な声を上げて、それに賛同してRTやいいねで共感を得ているのはそれはそれで勝手にどうぞという感じだけど、所構わずバシャバシャ写真撮りまくるバカとかが一々突っかかってるとしか思えない。

 

作品の美しさや尊さに目を向けずに周囲への気配りもなく「映えじゃんいぇ〜い✌️」とバシャバシャ撮影していたのなら叩かれても仕方ないと思うけど、記事をしっかり読んだなら分かる。

擁護する訳ではないが、私なりに要約すると「知識はなくとも芸術品を目の前にすると楽しい。この特別な空間にいられることが嬉しい。」と言ってるだけだし、マネージャーや代理のライターが加えているのかもしれないけど素人や見た事がない人に対してもわかりやすいように作品の説明、あるいは紹介をしているような記事だ。

そこまで叩いて炎上させるような内容ではないだろう。

 

これに関して美術館側が「映えとして利用するな」だとか言ってるならまだしも、むしろ「映えるし楽しいから来いよ」と言っているんじゃないだろうか。

なんでこういうカテゴリを作りたがるかって、女をターゲットにすると儲かるからですよ。

平日暇な専業主婦とか、友達同士で「今日はどこ行く?」と日々おでかけスポットを探す女子大生を飽きさせないように『〇〇女子』というカテゴリを作って娯楽を提供してるんです。

『〇〇女子』というカテゴリを作るのはもう辞めろ!と言うのなら、映画館のレディースデイや電車の女性専用車両などを二度と利用するなよと思ってしまう。

それとこれとは違うというのなら、都合のいい時だけ女を利用するのは違うと言い返そう。

 

男性諸君、『ハイスペック男子』というカテゴリが作られた時どう思いました?

一部嫌がる人間もいるだろうけど、正直「ふーん」で済みません?

サブカル男子/女子』についてはむしろ自ら名乗っているように見えるのにどうして今回だけ……

 

誰かがネットで『女』というワードを含んだ受け手の自由で皮肉ともとれる声を上げた時、自分に対して言われている訳でもないのにピキり出す女多すぎて笑てまう。今回の件はヘイトスピーチではないが、捻じ曲げて捉えている人が多すぎるなと思った。

社会に限らず趣味の場だったりと居場所を無くしているのは自分自身だと気付いた方がいい。

 

私は喫茶店を巡るのが好きだけど、例えば『喫茶店女子』とか言われても何とも思わん。「そうだが?」と返すだろう。

皮肉と捉えるのも自由だけど、そんなんじゃ楽しく趣味を続けられない。

自分がそのカテゴリに含まれたとして、それが皮肉や嫌味の言葉だとしても、その趣味をしている時に少しでもマナーが悪い楽しみ方をしたり、「〇〇が好きな自分が好き」という事でないのなら胸にチクリとするモノなんて無いはずだ。

今回の『美術館女子』というワードに過剰反応した女、何がそんなに不満なんでしょう。

ちなみに友人は「批判してる側の言い分もわかるけど……難しいね。」という、平和的な意見でした。

 

みんな!もっと、自由に生きようぜ!w

 

普段話しかけて来ないような奴が、SNSで店の料理をアップした時にだけ「ここどこ?」って聞いてくる奴の大大大アンチ。

 

本日行ったレトロな喫茶店のURLはこちら

https://s.tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13039759/dtlrvwlst/